小説感想 「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎(ちゃんとした感想は
続きを読むから始まります・・・┏○)
いやぁ〜つくづく思うんですけど、コンビニエンスストアって本当便利ですね。
日用品から調味料まで何から何まで揃います。
最近は野菜まで売ってたりもします。
私はコンビニに立ち寄ると、最初買う気がなかったものまでついつい買ってしまいます。
・・・完全にカモにされてますよね。
そういえば昔テレビで、コンビニの天井裏で何年間も生活していたって男が、捕まって話題になったような・・・いや、あれはスーパーだったっけ?
あと、自動ドアのところに160とか170とか目盛りがよく書いてあります。
あれはコンビニ強盗の犯人が逃走するときに、店員が犯人の背丈を確認しやすいよう付けているんですよね。(たぶん)
で、いつもコンビニを利用して出る時にその目盛りを見て、
「やべ、猫背になってる・・・。背筋のばさなきゃ!」ってつい自分の背筋を気にしちゃいます。
今回読んだ「オーデュボンの祈り」は新潮ミステリー倶楽部賞の受賞作であり、伊坂幸太郎のデビュー作でもあります。ここまで一人の作家にこだわって読むようになったということは、私が伊坂幸太郎さんにハマってしまったということなんでしょうね・・・。
小説感想 「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎さて、本書の主人公である〈伊藤〉は、まさしくそのコンビニ強盗なのでした。が、強盗に失敗してしてしまい、気がつくとある不思議な島へと到着しています。
〈伊藤〉はその島の”変わった住人”や”独自の文化”と接していき、様々な謎に出会います・・・。
本作に登場するもっとも”変わった住人”は、”人語を操るカカシ”でしょう。(住人と呼べるのかどうか怪しいですが)
さらにそのカカシは”未来が見える”能力まで持っているという、凄い話。
ところがこのカカシが殺されてしまうのです。〈伊藤〉は思います。
「何故、未来を見通せるはずのカカシは、自分の死を阻止できなかったのか?」
また、物語の中に登場するもうひとつの大きな謎である
「島の外から来たものが、この島に欠けているものを置いていく」、という伝説。
これらの謎が、小説の終盤になって一気に解けていくのです。
また、この小説に登場する鳥研究家「オーデュボン」の話。江戸時代の「支倉常長」の話。「カカシ」の願い。
これらの人々の想いが、物語のテーマとして流れているからこそ、この小説は単なる謎解きミステリーでは終わらない、読者を楽しませてくれる作品なのです。
伊坂作品は例えるならば、まるで精巧な和時計のようですね。
それぞれの話の伏線は、何層にも折り重なっています。
一つの歯車が回り出すと、ゆっくりと他の歯車も回り出します。
その滑らかに回る様子を眺めたり、奏でる音を聴いたり。
楽しみ方は幾通りもありますからね。
これまでに私は、伊坂幸太郎さんの小説「ラッシュライフ」、「重力ピエロ」、「
陽気なギャングが地球を回す」、「
アヒルと鴨のコインロッカー」、「チルドレン」を読んできました。(各リンクは過去の感想記事へのリンクです。書いてないものについては後ほど・・・汗)
駄文を最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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本・雑誌
タグ : 伊坂幸太郎 オーデュボンの祈り
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