小さき者へ 重松清重松清の短編に、ハマりつつあるかもしれません。
「トワイライト」の感想は・・・また後日書きたいと思います。
さて、重松清の短編集を読むのは2作目になります。以前紹介した
卒業は涙がボロボロ流れ出てしまい困ったのですが、今作ではそんな醜態を晒さずに済みました。
「小さき者へ」で取り上げられているテーマは「父親」、あるいは「父親と家族」といったものだと思います。もちろん自分はまだ父親ではないので、その辺の”父親の心境”を深く、正確に把握するということがそもそも無理なのかもしれませんが。
大人が感じているほど子供は無邪気な子供ではないでしょうし、
逆に、子供が思ってるほど大人は立派な大人でもないのでしょう。
「フイッチのイッチ」では、お互い両親が離婚してしまった女子と男子が登場します。最近両親が離婚してしまったトモが、”ベテラン”である圭介に「自分のキャラをどう立てればいいか」ということを相談したり、圭介は別れた父親との再会に「キツさ」を感じ始めています。
また、表題作「小さき者へ」では、心を閉ざした息子と正面から向き合えない父親の弱さや苦悩を、パソコンで記した日記風のメッセージで書かれています。自身の少年時代に、同じように父親と葛藤した記憶を思い出しながら。
作者である重松清自身が語っているように、どの物語も決して解決しているわけではないです。
解決していないんですけど、でも、ここから解決に向かいそうな予感は感じ取れたような。
葛藤を乗り越えて、前へ一歩進み出した。
そんな親子の姿を、感じ取れた気がしました。
駄文を最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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